2015年5月6日水曜日

え~っと趣味はぁ、アクセサリー作りですっ☆         (※ただし工作機械用に限る)

明けましておめでとうございます。

結局、去年はオフ会のレポートの後に忙しくなってきたため製作の時間がとれず、

記事の更新もできませんでした。

で、この正月休みはその憂さを晴らすべく、ここ数カ月の間「使いこなす本」を読みながら妄想し続けていた

旋盤用アクセサリーの製作を、一気に進めることにしました。

とりあえず、必要になる物の目星をつけて、去年の内に材料を発注。

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大晦日にわずかに空いた時間で、Dorkman saberのポンメルを作るときに失敗した材料を使って、

これだけは作りました。旋盤用のダイスホルダーです。
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今までも作ろう作ろうと思いつつ、とりあえずは必要なかったので

製作が先延ばしになっていましたが、この先に使う予定があるので作っておきました。

柄の部分は、使わなくなった安物のタップハンドルの柄を流用しています。

年明けからは一気に本腰を入れて製作開始。

まずは材料の快削鋼を切り出し、中心にφ8の貫通穴をあけた後、外径を削ります。
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段差をつけながら切削中。
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ちなみに今回、試しに超硬ロウ付けバイトを念入りに研いで使ってみました。

ハイス製のバイトとの比較がしたかったからです。

結果は・・・ 特に変わりませんでした。デンスバー(鋳鉄)とかならともかく、

アルミや真鍮、快削鋼といった被切削性の良い素材なら、ハイスで十分だと思います。

外径を削り終わったら、トップスライドに10度の角度をつけて

固定振れ止め(初めて使いました)で支えながら、端部を中ぐりします。
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中ぐりが終わったら、トップスライドの角度はそのまま動かさずによけておき、すり割りを入れます。

ホントはメタルソーかすり割りフライスを使いたいところですが、刃もホルダーも持っていないので

手鋸で引きました。

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・・・が、そうしたら、十文字に入れた切り込みの内、片方の切り込みが結構豪快にナナメってしまいました。
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これ、一旦刃が斜めに進みだすと修正するのがムズいんです。

まぁこれでも機能的には問題無いのでそのままにしようかとも思いましたが、

さすがにちょっと気になるので、エンドミルによる修正を試みます。

でもその前にもう一つのパーツ、テーパーナットを作ります。

まず、快削鋼の丸棒のセンターに、あらかじめM8のタップを切っておき・・・
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角度を保ってあったトップスライドで、外径をテーパーに削ります。
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こうして作ったテーパーナットは、先ほどのパーツの内径のテーパーと、雌雄がピッタリと合うはずです。

で、すり割りの修正ですが、ここで使うのが去年の夏ごろに作ってあったコイツ。
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丸棒(せいぜいφ15くらいまで)のセンターに、芯と直交する穴をあけるための治具です。

2つの小さなVブロックは、こんな風に作りました。
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Vブロックの溝は、一応主軸の芯高に合わせてあります。
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差し込みバイトや中ぐり棒等を作る時には、こんな風にして使います。
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使ったLアングルが肉薄すぎてたわむので、後ろからドリルチャックにくわえた丸棒で押さえながら使います。

正直、精度的には微妙ですが、少なくとも目見当で丸棒の芯を狙って、フリーハンドで穴をあけるよりは

確実に良い穴があけられると思います。

これをそのまま使おうと思うとVブロックが小さすぎるので、鉄のLアングルを挟み込む形で強引に固定します。
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本当はバイスをもう一つ使って二点で固定したいところですが、削りたい場所が場所だけに仕方ありません。

2mmのエンドミルを使って、慎重に溝を掘っていきます。
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しっかりと固定できていない状態での切削なのでビビり痕が見えますが、こんな感じになりました。

下手な手鋸の跡よりは、幾分かはましだと思います。
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あとは、ホームセンターで買ってきたこの材料と組み合わせます。
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ヤスリ用の柄と、長穴付きのステンレスのフラットバーです。ヤスリの柄は中心にφ6の貫通穴をあけ、

M6のボルトが通してあります。

これで、このアクセサリー用のパーツが揃いました。
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フラットバーの長穴の中心部は径が大きくなっているため、ここに合わせてパーツの端面を削っておきました。
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組み合わせると、こういう感じに。
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「主軸手回しハンドル」の完成です。ハンドルの反対側にカウンターウェイトを付けたいところですが、

とりあえずそれはまた今度。

実際に使う時には、旋盤主軸の貫通穴に差し込んで・・・
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ボルトを締めるとすり割りを入れた先端部が拡張し、ガッチリと固定されます。
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最近は外しっぱなしですが、ギヤ部分のカバーを付けたままでも使うことができます。

これを作ったのは、まず第一に手回しでのネジ切りをしたかったからです。

旋盤によるネジ切りは、主軸モーターを動かしたり、止めたり、を頻繁に繰り返し、

少しずつバイトを切れ込ませていくことによってネジ山の形を作っていくわけですが、

モーターが、スイッチを切った後もある程度惰性で回ることを考慮すると、バイトの逃げ場所を十分に

広く取っておく必要があります。たとえばDorkman Saberで言えば、こんな感じで。
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この場合は雄ネジだからまだ良いんですが、これが雌ネジの、行き止まりの穴付近に切るネジとなると、

ネジ山の削り残しが無く、且つ、バイトを被削物に衝突させないように、惰性で回る分も計算に入れて

モーターの回転を止めなければならないので、非常に困難です。てかムリです。

(広口の瓶の蓋のようなパーツのネジ切りをイメージしてもらうと分かりやすいでしょうか。)

突っ切り等で、ビビりが出て上手く削れない時にもゆっくりとした手回しが効果的なようです。

なのでどうしても欲しいアクセサリーでした。

そしてもう一つ、重要な使い道があります。この主軸手回しハンドル、市販品も見つけたんですが、

そのもう一つの使い方をしたいがために自作したのです。(市販品でも出来たかもしれませんけど)


続く。 

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